先週のマーケットの振り返り(2017/5/1-5/5)【ウィークリー】
2017年5月8日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、欧米や日本で上昇し、アジア・オセアニアでは下落しました。米国では、最近は弱めの経済指標が続いていましたが、雇用統計な堅調な内容となりました。また、欧州では、フランス大統領選挙の第2回投票で欧州連合(EU)残留派のマクロン氏の当選が有力との見方が広がり、投資家のリスク取得意欲が高まりました。米国株式市場や欧州株式市場では、上記に加え、1-3月期の企業決算が概ね堅調なこともあり、上昇しました。日本株式市場でも、米国の好調な雇用統計や、フランス大統領選への楽観的な見方が広がったことなどで、為替市場が円安基調となったことなどが好感され、上昇しました。一方、中国株式市場は、引き続き金融監督強化への懸念が強まっており、下落しました。
<債券>
米国や欧州では、株式市場と同様に、雇用統計など強めの経済指標が出たことや、フランスの第2回大統領選挙では波乱が起きなそうだとの見方が広がり、安全資産である債券は売られて、長期金利は上昇しました。一方、日本では引き続き小動きとなりました。
<為替>
為替も上述のような理由から投資家のリスク許容度が高まったことや、日本と海外の金利差拡大が要因となり、円相場は全般的に円安の地合いとなりました。先週の円は、対米ドルで1ドル=111円台半ばから112円台後半まで円安となり、対ユーロでは1ユーロ=121円台半ばから123円台後半へ円安となりました。
<商品>
原油先物価格は、下落しました。引き続き米国の生産増加などが材料となりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

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