先週のマーケットの振り返り(2017/4/24-4/28)【ウィークリー】
2017年5月1日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、概ね上昇しました。北朝鮮などの地政学リスクへの警戒感が弱まったほか、フランス大統領選挙の第1回投票結果では、概ね予想通りの結果となったことなどから、投資家のリスク取得意欲が高まりました。米国株式市場では、上記に加え、政府からの税制改革に関する発表への期待もポジティブ要因となり、上昇しました。日本株式市場でも、地政学リスクの緩和や第1回フランス大統領選挙の結果、為替市場が円安基調となったことなどが好感され、上昇しました。欧州株式市場は、特に懸念されていた第1回フランス大統領選挙の結果、フランスが反欧州連合(EU)の方向へ向かう可能性が低下したとの認識が広まったほか、好調な企業業績が好感され、上昇しました。中国株式市場は、金融監督強化への懸念が強まり、やや下落しました。
<債券>
米国や欧州では、株式市場と同様に、地政学リスクへの警戒感が後退したことやフランスの第1回大統領選挙の結果で波乱が起きなかったことなどを受けて、リスク資産に資金が流れる中、安全資産である債券は売られ、長期金利は上昇しました。一方、日本では小動きとなりました。
<為替>
為替も上述のような理由から投資家のリスク許容度が高まったことや、日本と海外の金利差拡大が要因となり、円相場は全般的に円安の地合いとなりました。先週の円は、対米ドルで1ドル=109円台から111円台半ばまで円安となり、対ユーロでは1ユーロ=116円台後半から121円台半ばへ円安となりました。
<商品>
原油先物価格は、やや下落しました。先週に続き米国の生産増加やガソリン在庫増加などが材料となりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料
