先週のマーケットの振り返り(2017/4/10-4/14)【ウィークリー】
2017年4月17日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、ほぼ全般的に下落しました。米国のシリア空爆の後、北朝鮮は故金日成主席の生誕105年記念日に合わせて、ミサイルの発射や核実験を行うとの懸念が広がり、地政学リスクが拡大しました。このような状況下で、投資家のリスク許容度が低下し、ほぼ世界的に株価が下落する展開となりました。米国株式市場、欧州株式市場、日本株式市場、中国株式市場などの世界の代表的な株式市場は軒並み下落しました。なお、為替市場で円高傾向が更に進んだことも重石となり、主要市場では日本が最も下落しました。
<債券>
米国、ドイツ、日本ともに主に地政学リスクが高まったことで安全資産である国債に資金が流入し、これら主要国の長期金利は低下しました。また、米連邦準備制度理事会(米国)、欧州中央銀行(ECB)、日銀などの将来の利上げや金融緩和縮小に対する織り込みも後退し、各地域の短期金利も低下しました。
<為替>
円相場は、海外と日本との金利格差が縮小してきたことや、地政学リスクの高まりなどを背景として、全般的に円高の地合いとなりました。先週の円は対ドルで1ドル=111円近辺から108円台に上昇して取引を終え、対ユーロでは1ユーロ=117円台後半から115円台前半まで上昇して引けました。
<商品>
原油先物価格は、やや上昇しました。米国のシリア空爆などにより、中東地域の地政学リスクが高まり、同地域の原油生産が影響を受けるとの思惑などが上昇要因となりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料
