先週のマーケットの振り返り(2017/3/27-3/31)【ウィークリー】
2017年4月3日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。米国や欧州などは上昇し、日本や中国などが下落しました。米国では、医療保険制度改革法(通称オバマケア)の改正は政府と議会の交渉が難航して採決すら出来ませんでした。しかし、インフラ投資や減税などへの期待感は残っており、株価を下支えしています。欧州株式市場(ユーロ圏)では、欧州中央銀行(ECB)の金融政策に重要な消費者物価指数が3月(速報値)では前年同期+1.5%まで低下し、ECBの金融緩和縮小に対する懸念が後退したことなどが株価のプラス材料となりました。日本株式市場は、足元で円高傾向にある為替相場が重石となり、中国株式市場は、利益確定で株価下落につながった模様です。
<債券>
米国、ドイツともに長期金利は低下しました。米国では、引き続き財政赤字拡大への懸念が後退したことで、米国債を売った投資家の買い戻しが出ている模様です。ユーロ圏では、消費者物価指数が市場の予想以上に鈍化したことなどが金利低下要因となりました。日本では、材料に乏しい中、長期金利は小動きとなりました。
<為替>
円相場は、対米ドルでは小動きとなりましたが、対ユーロでは日本との金利格差が縮小したことなどを背景として円高となりました。また、対豪ドルでは、相場を動かす材料が乏しいなか、小動きとなりました。
<商品>
原油先物価格は、上昇しました。サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)加盟各国は減産を遵守しているとの話や、最近の原油価格の下落幅が比較的大きかったこともあり、買い戻しの動きが見られました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

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