ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2017/3/20-3/24)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2017/3/20-3/24)【ウィークリー】

2017年3月27日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、米国・日本・欧州など先進国市場は軒並み下落し、中国などが上昇しました。米国では、トランプ大統領が選挙で公約に掲げていた医療保険制度改革法(通称オバマケア)を大幅に改正するため、政府と議会との交渉が行われました。しかし、共和党が多数を占める下院でも法案が通過する目途が立たなかったことから、制度改正の採決は見送られました。これを受けて、インフラ投資や減税などの財政支出決定も難航が予想されるとの見方が広がり、株価下落の主要因となりました。日本株式市場と欧州株式市場は、米国株式市場下落の影響を受けたことに加え、為替がドル安方向に動いたことなどにより下落しました。中国株式市場は、企業決算が本格化する中で、好業績銘柄が牽引する形で上昇しました。

<債券>
米国を中心に長期金利は低下しました。米国では、上述の通り、財政赤字拡大への懸念が一旦後退したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを急ぐ様子がないことが確認され、長期金利が低下した前週の流れが続きました。欧州や日本では、域内の材料に乏しい中で、米国債の影響を受ける形で長期金利は小幅ながら低下しました。

<為替>
円相場は、上述の通り、米国で医療保険制度改革法が議会で採決にも持ち込めなかったことや、日米の金利差縮小から、対米ドルで上昇しました。また、円は対米ドルで上昇する中で、対ユーロや対豪ドルなどでも上昇しました。

<商品>
原油先物価格は、やや下落しました。石油輸出国機構(OPEC)加盟各国は引き続き減産に合意しているものの、引き続き高水準の原油在庫がマイナス要因と考えられます。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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