ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2017/3/6-3/10)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2017/3/6-3/10)【ウィークリー】

2017年3月13日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。米国株式市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)やトランプ大統領の予算教書提出など次週に多くのイベントを控え、利益確定や持ち高調整目的の売りが出て伸び悩み、NYダウは下落しました。欧州株式市場では、欧州金利が大幅上昇するなかでFTSE指数やドイツDAX指数が反落しました。中国株式市場も、利益確定の売りに押され、上海総合指数は小幅に下落しました。一方、日本の株式市場は、週末にかけ為替市場で円安が進行し、輸出採算の改善を期待した買いが膨らみ続伸しました。日経平均株価は大発会の1月4日以来の昨年来高値を更新しました。

<債券>
日米欧の長期金利は上昇しました。3月の米利上げを織り込む形で米国10年国債利回りは2.575%に上昇しました。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が一段の金融緩和に消極的な姿勢を示したことから、ドイツ10年国債の利回りは0.485%に大幅上昇しました。日本の10年国債利回りは0.089%に小幅上昇しました。

<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで続落しました。欧米金利が大幅に上昇したことで、金利差拡大を見込んだ円売りが優勢となりました。円は1ドル=114円後半で取引を終えました。対ユーロでは、122円半ばで引けました。また、ECBのドラギ総裁が追加の金融緩和に消極的な姿勢を示したため欧州金利が大幅に上昇したことを背景に、ユーロは対ドルでも上昇しました。

<商品>
原油先物価格は、48.49ドルに下落しました。米国の在庫増を受け先行きの需給の緩みを見込んだ売りが続き、約3カ月ぶりの安値を付けました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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