先週のマーケットの振り返り(2017/2/20-2/24)【ウィークリー】
2017年2月27日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。米国株式市場では、米国景気が堅調さを維持しながら米長期金利が低下したこともあって、NYダウが30年ぶりに11日連続で過去最高値を更新しました。欧州株式市場では、英FTSE指数が銀行株の下落の影響などから反落する一方、ドイツDAX指数は続伸しました。中国株式市場では、3月上旬に全国人民代表大会の開幕を控え、政策への期待から上海総合指数は上昇しました。日本の株式市場では、日経平均株価が週間で小幅上昇しました。ただし、為替市場で円相場が1ドル=112円台後半に上昇したことから輸出関連株を中心に売りが優勢となり、日経平均株価は週末にかけ弱含みました。
<債券>
日米欧の長期金利は低下しました。早期の米利上げ観測が後退するなか、米新政権による政策運営の不確実性やフランスの大統領選を巡る不透明感の強まりなどを背景に投資家が運用リスクを避け、安全資産とされる債券を買う動きが優勢となりました。米国10年国債利回りは2.312%に、ドイツ10年国債の利回りは0.186%に低下し、いずれも0.1%を超える大幅な低下となりました。日本の10年国債利回りも0.068%に低下して引けました。
<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで上昇しました。米連邦準備制度理事会(FRB)による3月の利上げは難しいとの見方が強まったことから米金利が低下し、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りを促しました。円は1ドル=112円台前半で取引を終えました。対ユーロでは、118円台半ばで取引を終えました。
<商品>
原油先物価格は、53.99ドルに上昇しました。石油輸出国機構(OPEC)加盟国やロシアなど非加盟国の減産で原油需給の緩みが解消されるとの期待が相場を支えました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
関連マーケットレポート
- 日々のマーケットレポート