先週のマーケットの振り返り(2016/12/19-12/23)【ウィークリー】
2016年12月26日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。クリスマスの連休を控え新規の取引材料に乏しく、多くの市場が小動きの動きとなりました。米国株式市場では、NYダウが20,000ドルを手前にもみあいとなりましたが、株高の期待感が相場を下支えし、7週連続の上昇となりました。欧州株式市場は、ドイツDAX指数や英国FTSE指数など、主要な市場が上昇しました。一方、中国株式市場では、中央経済工作会議において経済の安定が優先される方針が確認されましたが、上海総合指数は小幅に下落しました。日本の株式市場は高値圏でもみあいとなり、日経平均株価は小幅高で終了しました。
<債券>
日米欧の長期金利は低下しました。相場を方向付ける材料に欠くなか、連休を控え持ち高調整の買い戻しが優勢になりました。米国の10年国債利回りは2.537%に低下しました。欧州では、イタリアのモンテパスキ銀行が自力再建を断念し、イタリア政府が公的支援の実施することを受けて、ドイツ10年国債の利回りは0.221%に低下しました。日本の10年国債利回りも0.056%に低下して引けました。
<為替>
円相場は、これまでの円安傾向が一服し、反発しました。連休を前に利益確定や持ち高調整の円買い・ドル売りが入りました。円は、対ドルで117円前半に反発しました。対ユーロでは、122円台後半に上昇して取引を終えました。対豪ドルでは、84円台前半に上昇しました。
<商品>
原油先物価格は、53.02ドルに上昇しました。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の減産合意により、需給が改善するとの思惑を手がかりとした買いが相場を支えました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
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