ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/12/12-12/16)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/12/12-12/16)【ウィークリー】

2016年12月19日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。米連邦準備制度理事会(FRB)が14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で1年ぶりの利上げを決めたことで、円安を好感した日本株式などが上昇する一方、ドル高による資金流出懸念から新興国株式が下落しました。米国株式市場では、NYダウが20,000ドルの大台に迫り、6週連続で上昇しました。欧州株式市場のドイツDAX指数は、約1年4カ月ぶりの高値をつけました。一方、中国株式市場では、資金流出懸念が強まり、上海総合指数が3%を超える下落となりました。日本の株式市場は、円安進行から輸出関連株など幅広い銘柄が買われました。日経平均株価は、8日連続で年初来高値を更新しました。

<債券>
日米の長期金利は上昇する一方、欧州の長期金利は低下しました。FRBが来年の利上げペースを速めるとの見方や次期米政権による景気刺激策で経済成長が押し上げられるとの見方から、米金利が上昇しました。米国の10年国債利回りは2.57%と、約2年3カ月ぶりの高水準となりました。日本の10年国債利回りも0.08%と、約10カ月ぶりの水準に上昇しました。一方、ドイツの10年国債利回りは0.31%に低下しました。

<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで下落しました。FOMCを受けて利上げペースが想定より速まるとの見方から米金利が上昇し、金利差の拡大を見込んだドル買いが優勢となりました。円は、対ドルで一時1ドル=118円近辺とほぼ10カ月ぶりの水準となりました。対ユーロでは、123円台前半で取引を終えました。

<商品>
原油先物価格は、51.90ドルと上昇しました。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の減産合意により、原油需給が引き締まるとの観測から買いが優勢となりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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