ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/11/28-12/2)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/11/28-12/2)【ウィークリー】

2016年12月5日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、やや軟調な展開となりました。石油輸出国機構(OPEC)の減産合意で原油価格が上昇しましたが、株式の買い材料とはならず、上昇一服となりました。米国株式市場では、NYダウが過去最高値を更新しましたが、週末は小反落し、小幅高で引けました。欧州株式市場のドイツDAX指数は、週末のイタリアの国民投票が嫌気され、下落しました。中国株式市場では、上海総合指数が1月以来の高値圏にあるのを背景に、利益確定売りが優勢となりました。日本の株式市場は、円相場が一時1ドル=114円台まで下落したのを受け輸出株を中心に買いが入り、続伸しました。日経平均株価は12月1日、年初来高値を更新しました。

<債券>
米国やドイツの長期金利はやや上昇しました。OPECによる減産合意を受けた原油価格上昇により、先行きのインフレにつながるとの見方などから、米国10年国債利回りは2.38%と、昨年7月以来の高水準となりました。ドイツ10年国債の利回りも0.28%と、やや上昇しました。一方、日本の10年国債利回りは0.04%と、変わらずで引けました。

<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで続落しました。OPECの減産合意による原油価格上昇によって、米国の長期金利が上昇したことから、低金利通貨の円の売りが続きました。円相場は、対ドルで一時1ドル=114円半ばとほぼ9カ月ぶりの安値を付け、113円台半ばで引けました。対ユーロでは、121円台前半と、約半年ぶりの円安水準で取引を終えました。

<商品>
原油先物価格は、51.68ドルに大幅続伸しました。OPEC総会で8年ぶりに減産が合意されたことで、原油需給の緩みが解消に向かうとの見方から買いが膨らみました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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