先週のマーケットの振り返り(2016/10/31-11/4)【ウィークリー】
2016年11月7日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、総じて下落しました。米大統領選挙で共和党候補のトランプ氏が追い上げていることから、先行きの不透明感を嫌った投資家によるリスク回避の動きが強まりました。米国株式市場では、NYダウが7日連続安となり、約4カ月ぶりの安値で終えました。欧州株式市場のドイツDAX指数も、約3カ月ぶりの安値で引けました。一方、中国株式市場は経済指標が改善を示したことなどから、上海総合指数が小幅高となりました。日本の株式市場は、欧米の株式市場が下落するなか、円高が進んだことなどが嫌気され、反落しました。日経平均株価は、17,000円を約半月ぶりに割り込んで終了しました。
<債券>
日米欧の長期金利は低下しました。株式相場が下落したため、相対的に価格変動が小さく安全資産とされる債券に買いが入りました。米雇用統計は堅調な内容でしたが、米国10年国債利回りは1.776%に低下して終えました。ドイツ10年国債の利回りは0.135%に低下して引けました。日本の10年国債利回りも▲0.062%と、小幅に低下しました。
<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで上昇しました。米大統領選を巡る不透明感から低リスク通貨とされる円が買われました。円相場は、対ドルでは103円台前半で、対ユーロでは、114円台後半で取引を終えました。主要通貨に対してドルが売られやすい地合いが続いたことから、ユーロも対ドルで上昇しました。
<商品>
原油先物価格は、44.07ドルに下落しました。石油輸出国機構(OPEC)の減産合意を巡る不透明感から売りが優勢となり、ほぼ1カ月半ぶりの安値をつけました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。