先週のマーケットの振り返り(2016/10/24-10/28)【ウィークリー】
2016年10月31日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。英国のGDP速報値が市場予想を上回る内容だったことなどから、欧米の長期金利が上昇し、欧米株式市場の上値を抑制しました。米国株式市場では、NYダウが週間でほぼ変わらずとなりました。欧州株式市場のドイツDAX指数は、小幅安で引けました。一方、中国株式市場では、中国共産党の中央委員会第6回全体会議が開催され、経済改革期待が膨らんだことで、上海総合指数が上昇しました。日本の株式市場は、円安が進んだことなどが好感され、続伸しました。日経平均株価は1.5%上昇し、約半年ぶりの高値を回復しました。
<債券>
日米欧の長期金利は上昇しました。英国のGDPが市場予想を上回り、英の追加利下げ観測が後退したことで欧州国債相場が下落し、米国債にも売りが波及しました。米国10年国債利回りは1.847%に、ドイツ10年国債の利回りは0.167%に、それぞれ大きく上昇して引けました。日本の10年国債利回りは▲0.042%と、小幅な上昇にとどまりました。
<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで下落しました。欧米の長期金利が上昇したことで、対ドルで一時105円台と、約3カ月ぶりの安値水準をつけましたが、週末に米大統領選のクリントン候補の私用メール問題が再燃したのをきっかけに、やや反発しました。円相場は、対ドルでは104円台後半で、対ユーロでは、115円台近辺で取引を終えました。
<商品>
原油先物価格は、48.70ドルに下落しました。石油輸出国機構(OPEC)の減産協議を見極めたいとして、持ち高調整を目的とした売りが膨らみました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。