ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/10/17-10/21)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/10/17-10/21)【ウィークリー】

2016年10月24日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、総じて上昇しました。原油価格が概ね50ドル台を維持していることや米大統領選候補の第3回討論会でクリントン候補が優位を保ったことなどから、投資家心理が改善しました。米国株式市場では、NYダウが0.04%高と、ほぼ横ばいとなりました。欧州株式市場のドイツDAX指数は、1.23%上昇しました。中国株式市場では、中国政府が住宅の購入規制の強化を進めており、投資資金が不動産市場から株式市場へ向かうとの思惑から買いが入りました。日本の株式市場では、日経平均株価が1.95%上昇し、17,000円台を回復しました。終値で約半年ぶりの高値となりました。

<債券>
欧米の長期金利は低下しました。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、量的金融緩和策を突然停止することに否定的な見方を示したことから、欧州債の利回りに低下圧力が強まり、米国債にも波及しました。米国10年国債利回りは1.735%に、ドイツ10年国債の利回りは0.006%に低下して引けました。日本では、10年国債利回りが▲0.052%とほぼ横ばいでした。

<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで前週末比上昇しました。ECB理事会を受けて、ECBが当面は量的金融緩和策を続けるとの見方が強まり、ユーロが下落しました。円相場は、対ドルでは103円台後半で、対ユーロでは113円台近辺で取引を終えました。ユーロは、対ドルでおよそ7カ月ぶりの安値をつけました。

<商品>
原油先物価格は、50.85ドルに上昇して引けました。石油輸出国機構(OPEC)による減産にロシアが協調するとの期待などから、買いが優勢となりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

関連マーケットレポート