ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/10/10-10/14)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/10/10-10/14)【ウィークリー】

2016年10月17日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、やや軟調な動きとなりました。中国の貿易低迷を受けた世界的な景気先行き不透明感が株式相場の重荷となりました。週末の中国の物価指標が好転し、買い戻しの動きが入りましたが、相場全体を押し上げるには至りませんでした。米国株式市場では、NYダウが週間で小幅下落して引けました。一方、欧州株式市場のドイツDAX指数は、0.85%上昇しました。中国株式市場は、地方政府が不動産価格の抑制策を相次ぎ発表したことで、不動産市場から株式市場に投資資金が流入するとの期待から上昇しました。日本の株式市場は小動きとなり、ほぼ横ばいで引けました。日経平均株価は一時17,000円台を回復しましたが、買いが続きませんでした。

<債券>
欧米の長期金利は上昇しました。米国の物価指標が上振れしたことなどから、年内の米利上げを意識した債券売りが優勢となりました。米国10年国債利回りは1.798%に上昇しました。ドイツ10年国債の利回りも0.058%に上昇して引けました。日本では、10年国債利回りが▲0.054%とほぼ横ばいでした。

<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで前週末比下落しました。米経済指標の改善を受けて、年内の追加利上げを改めて意識した売りが広がりました。円相場は、対ドルでは104台前半で、対ユーロでは、114円台前半で取引を終えました。ユーロは、米欧の景況感の違いや年内の米利上げが意識され、対ドルで下落し、7月以来約2カ月半ぶりの安値をつけました。

<商品>
原油先物価格は、50.35ドルに上昇しました。一時終値で51ドル台をつけましたが、為替市場でのドル高を受け、ドル建てで取引される原油価格の割高感を意識した売りなどが上値を抑えました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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