ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/8/22-8/26)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/8/22-8/26)【ウィークリー】

2016年8月29日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、総じてやや軟調な展開となりました。週末のジャクソンホール会議でのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、様子見姿勢が強まりました。米国株式市場では、イエレンFRB議長など米金融当局者の発言を受け、早期利上げが意識されて売られました。NYダウは週間で▲0.85%と、下落しました。一方、欧州株式市場のドイツDAX指数は+0.41%と、前週末比で上昇しました。中国株式市場では、上値の重さが意識された上海総合指数が3,100ポイントを割り込みました。日本の株式市場は、手掛かり材料が乏しく小動きとなりましたが、イエレンFRB議長の講演を控えて警戒感が高まり、日経平均株価は▲1.12%と、続落しました。

<債券>
米国の長期金利は上昇しました。ジャクソンホール会議でのイエレンFRB議長の講演や米金融当局者の発言を受けて、早期の米利上げが意識され、米国債に売りが膨らみました。米国10年国債利回りは、1.630%に上昇して引けました。一方、金融緩和期待のある欧州の長期金利はやや低下しました。ドイツ10年国債の利回りは▲0.072%に低下しました。日本の10年国債利回りは▲0.070%と、横ばい圏ながら小幅上昇しました。

<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで下落しました。イエレンFRB議長など米金融当局者の発言を受け、早期の利上げ観測がやや強まり、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが広がりました。円相場は反落し、対ドルでは101台後半で取引を終えました。対ユーロでは、114円近辺で取引を終えました。

<商品>
原油先物価格は47.64ドルと、前週末比で下落しました。石油輸出国機構(OPEC)などの主要産油国の増産凍結に向けた期待はありますが、米在庫増が嫌気されました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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