ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/8/8-8/12)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/8/8-8/12)【ウィークリー】

2016年8月15日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は概ね上昇しました。原油先物相場が大きく上昇し、投資家心理が上向いたことから、株式市場で買いが優勢となりました。米国株式市場では、11日にNYダウが過去最高値を更新しました。欧州株式市場のドイツDAX指数は、11日に年初来高値を付けるなど、3.3%高と堅調でした。中国株式市場では、上海総合指数が心理的な節目の3,000ポイントを回復し、約1カ月ぶりの高値水準となりました。日本の株式市場では、前週末の米雇用統計で米景気の先行きに対する楽観が広がったことや世界的な株高、日銀のETF買入期待などから大幅に反発し、約2カ月半ぶりの高値で取引を終えました。

<債券>
欧米の長期金利は低下しました。市場予想を下回る米経済指標の発表が続き、米利上げペースが緩やかになるとの見方から債券買いが優勢となりました。米国の10年国債利回りは、1.514%で引けました。欧州では、ドイツの10年国債利回りが▲0.108%に低下したほか、英国の10年国債利回りが、一段の金融緩和観測から大幅に低下し、0.518%となりました。一方、日本の10年国債利回りは、▲0.102%とほぼ横ばいでした。

<為替>
円相場は対ドルで上昇、対ユーロで小幅下落しました。週初は円安で始まりましたが、米経済指標が相次いで市場予想を下回ったため、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の利上げ観測が後退し、主要通貨に対してドルが売られました。円は、1ドル=101台前半、1ユーロ=113円台前半で引けました。

<商品>
原油先物価格は44.49ドルで引け、前週末比大幅に続伸しました。石油輸出国機構(OPEC)の非公式会合で産油国が増産凍結の交渉を進めるとの思惑から買いが続きました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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