先週のマーケットの振り返り(2016/6/27-7/1)【ウィークリー】
2016年7月4日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は大きく反発しました。前週の英国の欧州連合(EU)離脱決定を受け、世界的に中央銀行が景気下支えに動くとの見方が強まり、株式の買い戻しを誘いました。米国株式市場では、NYダウの終値が17,949ドルとなり、英国のEU離脱決定前の水準に近づきました。欧州株式市場のドイツDAX指数も買い戻しの動きから、9,776ポイントに上昇しました。中国株式市場では、上海総合指数が2,900ポイントを回復し、約3週ぶりの高値となりました。日本の株式市場は、英国のEU離脱決定で急伸した円高に歯止めがかかったことから、日経平均株価が大幅に反発し、5%近い上昇となりました。
<債券>
日米欧の長期金利は、軒並み過去最低水準に低下しました。英国のEU離脱決定で世界的に経済成長が抑制されるとの懸念から、安全資産の国債に投資マネーが流れ込みました。米国10年国債利回りは、一時過去最低の1.378%に低下した後、1.444%で引けました。ドイツ10年国債の利回りは▲0.126%に低下し、過去最低水準となりました。日本の10年国債利回りも▲0.253%と過去最低水準を更新しました。
<為替>
世界の株式市場が反発する中で、円相場は、それまで安全通貨として買われた反動から、前週末比でやや売られました。円相場は、対ドルで小幅に下落し、102円半ばで終了しました。対ユーロでは、114円台前半で取引を終え、小幅な円安となりました。
<商品>
原油先物価格は、48.99ドルと前週末比で上昇しました。主要国の株式相場の上昇が続き、リスク資産である原油にも買いが入りました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
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