ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/5/23-5/27)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/5/23-5/27)【ウィークリー】

2016年5月30日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は概ね上昇しました。原油相場の上昇を受けて投資家心理が改善し、買いが優勢となりました。米国株式市場では、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長や他の高官から早期利上げを示唆する発言が続きましたが、NYダウは上昇しました。欧州株式市場では、ギリシャを巡る金融懸念が後退したことが好感され、ドイツDAX指数が約1カ月ぶりの高値水準となりました。一方、中国本土株式市場では、中国景気の停滞長期化への懸念が根強く、前週末比小幅安で取引を終了しました。日本の株式市場は、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)での議論を背景にした政策期待から小幅上昇しました。

<債券>
イエレン議長をはじめ複数のFRB高官が早期の追加利上げに前向きな姿勢を示したことを受け、米国債は売られました。米国10年国債利回りは、1.851%となり、2週連続の金利上昇となりました。一方、ドイツ10年国債の利回りは0.138%に小幅低下しました。日本の10年国債利回りは▲0.113%と前週末比横ばいで引けました。

<為替>
円相場は、対ドルでは110円を挟む推移となりました。イエレン議長らが早期の追加利上げに前向きな姿勢を示しましたが、前週末比ほぼ変わらずとなりました。一方、対ユーロは122円台後半と、前週末比で円高となりました。米国の早期利上げ観測が強まり、欧米金融政策の方向の違いを意識したユーロ売りが強まりました。

<商品>
原油先物価格は、49.33ドルと前週末比で上昇しました。原油の供給過剰が年後半に向けて緩やかに解消に向かうとの見方から一時50ドルを上回る局面がありました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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