先週のマーケットの振り返り(2016/5/9-5/13)【ウィークリー】
2016年5月16日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場は、消費関連企業の決算が失望されたことなどから下落し、NYダウが17,535ドルと、約1ヵ月半ぶりの安値で取引を終了しました。一方、ドイツDAX指数は小幅ながら前週末比で反発しました。中国株式市場は、金融緩和期待の後退や中国景気の停滞長期化への懸念から下落し、上海総合指数が約2ヵ月ぶりの安値水準で引けました。日本の株式市場では、為替市場が円安方向に振れたことなどから企業業績の悪化懸念が後退し、買い戻しが活発化しました。日経平均株価は3週ぶりに上昇し、16412円で取引を終了しました。
<債券>
欧米の債券利回りは低下しました。米国10年国債利回りは、緩和的な米国金融政策が長期化するとの見方や米国株式相場の下落から買いが優勢となり、1.700%と、約1ヵ月ぶりの水準に低下しました。ドイツ10年国債利回りも、0.124%と、小幅低下しました。一方、日本の10年国債利回りは日本株式市場の反発などから小幅ながら上昇し、▲0.109で引けました。
<為替>
円相場は、麻生財務相が為替介入の可能性に言及したことなどから、対ドルで一時109円台まで円安が進みました。週末は108円台で終了しました。対ユーロでも円が売られ、122円台後半と、前週末比小幅な円安となりました。5月3日に豪州で金融緩和があったため、大幅に上昇していた対豪ドルは、前週末比ほぼ横ばいでした。
<商品>
原油先物価格は、46ドル台と、前週末比で上昇しました。原油の供給過剰が年後半に向けて緩やかに解消に向かうとの見方が強まりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。