ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/5/2-5/6)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/5/2-5/6)【ウィークリー】

2016年5月9日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は概ね下落しました。前週に続き、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。米国株式市場では、NYダウが17,740ドルとなり、前週末比で小幅安となりました。ドイツDAX指数も2週連続で下落し、10,000ポイントを割り込みました。中国株式市場でも上値の重い展開となり、上海総合指数が心理的な節目の3,000ポイントを割り込んだまま取引を終了しました。日本の株式市場では、大型連休を挟んで日経平均株価が6日続落し、16106.72円で取引を終了しました。日銀の追加緩和策が見送られたことで円高が進んだため、企業業績の悪影響を懸念した売りが優勢となりました。

<債券>
安全資産とみなされる債券は買いが優勢となり、日米欧の債券利回りは低下しました。米国10年国債利回りは、緩和的な米国金融政策が長期化するとの見方や米国株式相場の下落から1.779%と、前週末比で低下しました。ドイツ10年国債利回りは、欧州委員会がユーロ圏の成長率とインフレ率の見通しを下方修正したことで、0.144%と、大幅に低下しました。日本の10年国債利回りも株安を受けて▲0.114%に低下しました。

<為替>
円相場は、4月の米雇用統計発表の前に、持ち高調整を目的としたドルの買い戻しが入ったことから、対ドルで前週末比小幅な円安となりました。対ユーロでも122円台と小幅な円安でした。一方、豪州で金融緩和があったことから、対豪ドルでは大幅な円高となりました。

<商品>
原油先物価格は、44ドル台と、前週末比で小幅反落しました。ただし、原油の供給過剰が年後半に向けて緩やかに解消に向かうとの見方が引き続き下支え要因になっています。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆5/2円高の急伸を背景に日本株式は大幅安

☆5/6米国のISM景況感指数(2016年4月)
景気拡大のペースが再加速しつつあることを示唆

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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