ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2015/8/24-8/28)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2015/8/24-8/28)【ウィークリー】

2015年8月31日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は上昇しました。週前半は、中国の景気減速懸念の強まりによる世界同時株安が進行し、株価は下落しました。しかし、中国の利下げと預金準備率の引き下げによる追加金融緩和や米国要人発言による9月利上げ観測の後退、米経済の底堅さを示した耐久財受注統計などから、株価は反発し、前週末比で上昇しました。NYダウは、週間の変動の上下幅が約1,300ドルと振れ幅が大きくなりました。
 その他の世界の主要株式市場も概ね米国に連動して反発しました。しかし、反転のタイミングが各市場で異なり、週間ではドイツ株は上昇する一方、日本や中国株は下落しました。

■債券

 米国やドイツの国債利回りは上昇しました。世界同時株安による利回りの低下から、株価上昇につれ反転しました。原油価格の上昇も、国債利回りの上昇要因となりました。

■為替

 ドル円は、ドルが小幅に下落しました。リスク回避の動きの強まりから、ドル円相場は一時116円台前半までドルが下落した場面もありましたが、その後リスク回避の動きが後退し、徐々に下げ幅を縮小しました。
 ユーロ円は、ユーロが下落しました。一時ドルが下落する場面もありましたが、米経済の底堅さを示した耐久財受注統計などから対ドルでユーロは下落し、円に対しても下落しました。

■商品

 原油価格は、上昇しました。原油価格は一時1バレル37ドル台まで下落しましたが、投資家のリスク回避の動きが後退すると上昇に転じました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆8/26【中国は追加金融緩和で景気減速に対応】

☆8/27【最近の指標から見る欧州経済(2015年8月)】企業景況感は高水準を維持し、景気回復持続へ

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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