ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2015/8/10-8/14)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2015/8/10-8/14)【ウィークリー】

2015年8月17日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、上昇しました。11日から3日連続して人民元が対米ドルで合計5%弱切り下げられたことを受け、株価は下落する場面も見られました。しかし、堅調な鉱工業生産指数などから、株価は反発しました。
 ドイツ株は下落しました。人民元が切り下げられ、中国経済の減速懸念が強まったことから、欧州の輸出企業の業績悪化が懸念され、株価は下落しました。
 日本株は、下落しました。人民元が切り下げられたことなどの影響を受けました。

■債券

 米国債は、利回りが小幅に上昇しました。年内の利上げが意識されたことや堅調な鉱工業生産などの経済指標が要因です。
 ドイツ国債は、利回りがほぼ横ばいとなりました。人民元が切り下げられ、国債利回りは低下する場面も見られました。しかし、中国当局による切り下げ終了の示唆やギリシャへの第3次金融支援合意を材料に、週末にかけて同利回りは上昇し、前週末比との比較ではほぼ横ばいとなりました。

■為替

 ドル円は、ドルが小幅に上昇しました。米国の年内利上げが意識されされたことなどが影響しました。
 ユーロ円は、ユーロが上昇しました。ギリシャへの第3次金融支援合意などを材料に、ユーロは円やドルに対して上昇しました。

■商品

 原油価格は、下落しました。中国の景気減速懸念や石油輸出国機構(OPEC)の生産増加から、需給悪化懸念が強まりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆8/11【中国、人民元を切り下げ、輸出振興により製造業強化へ】

☆8/12【米国の債券市場(2015年8月)】ギリシャ、中国情勢の混迷から米国債利回りは低下

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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