先週のマーケットの振り返り(2015/8/3-8/7)【ウィークリー】
2015年8月10日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は、下落しました。原油価格の下落が続いたことや、一部企業の4-6月期決算が予想に届かなかったことに加え、7日の雇用統計で雇用の改善が確認され9月の利上げが意識されたことが主な要因です。
ドイツ株は上昇しました。7月のユーロ圏PMIが上方修正され、4-6月期の決算が総じて好調だったことが背景です。
中国株は、追加株価対策への期待などから上昇しました。
日本株は、小幅に上昇しました。4-6月期決算が概ね良好なことや、対ドルで円安が進んだことが好感されました。
■債券
米国債は、利回りが小幅に低下しました。軟調な株式市場や原油価格の下落を受けて、国債利回りは小幅に低下しました。
ドイツ国債は、利回りが小幅に上昇しました。原油価格の下落を受けて、ドイツ国債の利回りは低下する場面もありましたが、7月のユーロ圏PMIが上方修正されたことなどから小幅に上昇しました。
■為替
ドル円は、ドルが小幅に上昇しました。米国の7月のISM非製造業景況感や雇用統計などの経済指標を受け、9月の利上げが意識されました。ドルは、金融政策の方向性の違いから、ユーロに対しても上昇しました。ユーロ円は、136円を挟んでほぼ横ばいでした。
■商品
原油価格は、下落しました。中国の景気減速、米国での石油掘削装置稼働数の増加、イランの増産意向などを嫌気し、需給悪化懸念が強まったことが要因です。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆8/5【 ブラジルレアルの最近の動向と今後の見通し 】
☆8/6【米国のISM景況感指数(2015年7月)】製造業は小反落、非製造業は大幅続伸
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。