先週のマーケットの振り返り(2015/7/20-7/24)【ウィークリー】
2015年7月27日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米欧株は、下落しました。主要企業の業績見通しが予想以下となったことや、資源価格の下落と中国の企業景況感の下振れで、世界経済減速が意識されたことなどから、総じて軟調な展開となりました。
米国では、4-6月期の決算発表はこれまで総じて予想を上回る企業が多いものの、主要IT企業の来期売上見通しが市場予想を下回ったことなどが株価の下落要因となりました。
中国株は、当局の一連の株価対策の効果などから上昇しました。
日本株は、決算発表の本格化を前に材料が少ないなか、米欧株の下落の影響を受け、下落しました。
■債券
米国やドイツの国債利回りは低下しました。ギリシャ問題が一旦落ち着き、市場の関心が米利上げや世界経済に移るなか、資源価格の下落を受けてインフレ見通しが後退し、国債の利回りは低下しました。
■為替
ドル円は、ドルが下落しました。米株安、米国債利回りの低下を受け、ドルは円やユーロに対して下落しました。
ユーロ円は、ユーロが上昇しました。ギリシャ問題が一旦落ち着き、ユーロは対ドル、対円ともに上昇しました。
■商品
原油価格は、下落しました。米国の原油需給が緩む懸念が根強いなか、世界経済の減速懸念や石油輸出国機構(OPEC)の増産観測などを受けて、20日には4月6日以来となる1バレル50ドル割れとなりました。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆7/22【最近の指標から見る米国経済(2015年7月)】生産、雇用、消費の好循環を維持
☆7/23【最近の指標から見るブラジル経済(2015年7月)】物価抑制が好転のカギ
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。