先週のマーケットの振り返り(2015/3/30-4/3)【ウィークリー】
2015年4月6日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は小幅に上昇しました。3日の雇用統計公表を控え、様子見姿勢が強まりました。3日の米国株式市場は祝日による休場で、予想を下回った雇用統計の市場への影響は今週に持ち越されました。
日本株は上昇しました。生産や小売り、日銀短観など予想を下回る経済指標が相次ぎ、一時19,000円を割り込む局面もありました。しかし、欧米株式市場の底堅さや好調な企業決算の公表を受けて、株価は上昇しました。
■債券
米国債は利回りが低下しました。雇用統計が予想を下回り、利上げ開始が遅れる観測が強まり、国債の利回りは低下しました。(3日の米国債券市場は時間が短縮されて取引が行われました。)
ドイツ国債は利回りが低下しました。ECBの金融緩和が予想を上回るペースであることが引き続き材料視され、ドイツ国債の利回りは低下しました。
■為替
ドル円は、ドルが下落しました。雇用統計が予想を下回り、利上げ開始が遅れる観測が強まり、ドルは円やユーロに対して下落しました。
ユーロ円はユーロが上昇しました。ユーロ圏の経済指標の改善などを受け、ユーロはドルや円に対して上昇しました。
■商品
原油価格は上昇しました。米国エネルギー情報局(EIA)の原油減産を示す統計を受けて需給悪化懸念が後退し、原油価格は上昇しました。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆4/1【米国の主要企業の業績見通し】原油安、ドル高のマイナス要因を織り込み、今後持ち直しへ
☆4/3【新興国の企業景況感】先進国向けの輸出拡大につれ緩やかな改善へ
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。



