先週のマーケットの振り返り(2015/3/9-3/13)【ウィークリー】
2015年3月16日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は下落しました。堅調な雇用環境などを背景にドルが主要通貨に対して上昇したことから、企業業績への懸念が強まり、株価は下落しました。
日本株は上昇しました。好調な企業業績、円安進行などから、日経平均の13日終値は、ほぼ15年ぶりに1万9千円台を回復しました。
■債券
米国債は利回りが低下しました。弱い小売売上高や低下基調の物価、原油安などから、早期利上げ観測が後退し、国債の利回りは低下しました。
ドイツ国債は利回りが低下しました。欧州中央銀行(ECB)が市場の予想を上回るペースで国債購入を開始したことから、ドイツ国債の利回りは低下しました。
■為替
ドル円は、ドルが上昇しました。米国の堅調な雇用環境や日米の金融政策の方向性の違いなどから、ドルは上昇しました。
ユーロ円はユーロが大きく下落しました。ユーロは、ECBの予想を上回るペースの国債購入が意識され、対ドルでは2003年1月以来の水準まで下落し、円に対しても下落しました。
■商品
原油価格は下落しました。国際エネルギー機関(IEA)の1-3月期の米国での原油供給が予想を上回るとの報道などを受け、需給悪化懸念が強まりました。原油価格は、およそ1カ月半ぶりの安値である44ドル台まで下落しました。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆3/11【新興国通貨の動向】世界経済の回復に伴い、次第に落ち着く展開へ
☆3/12【2000年来の水準を回復した日経平均株価】
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。



