先週のマーケットの振り返り(2015/2/2-2/6)【ウィークリー】
2015年2月9日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は上昇しました。原油価格の反発や堅調な企業決算などが好感され、株価は上昇しました。堅調な内容の雇用統計は利上げ時期が早まるとの見方につながり、株価の上値を抑えました。
日本株は小幅に下落しました。企業決算は総じて好調でしたが、中国の経済指標が予想を下回ったことなどから、株価は下落しました。
■債券
米国債は利回りが上昇しました。原油価格の反発や株価の上昇から投資家のリスク回避的な動きが後退するなか、6日の雇用統計で雇用者数の大幅増が示され、利上げが早まる観測が強まったことから、国債の利回りは上昇しました。
ドイツ国債は利回りが上昇しました。ギリシャの市中銀行に対するECBによる上限額が600億ユーロの緊急流動性支援(ELA)が公表されてギリシャ問題に対する投資家の懸念が後退し、ドイツ国債の利回りは上昇しました。
■為替
ドル円は、ドルが上昇しました。米国の堅調な企業業績や雇用情勢を受け、ドルが上昇しました。
ユーロ円はユーロが上昇しました。投資家のギリシャ問題に対する懸念が後退し、ユーロは対円、対ドルで上昇しました。
■商品
原油価格は上昇しました。米国の労働市場の改善を示す雇用統計の公表や米国内のシェールオイル掘削設備の稼働数減少から、原油の供給過剰懸念が後退し、原油価格は上昇しました。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆2/3【オーストラリアの金融政策(2015年2月)】約1年半ぶりの利下げを決定
☆2/5【中国、追加金融緩和を決定】
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
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