先週のマーケットの振り返り(2015/1/26-1/30)【ウィークリー】
2015年2月2日
1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は下落しました。一部の主要企業の決算でドル高による業績悪化が見られたことや10-12月期のGDP成長率が予想を下回ったことなどが下落要因となりました。
日本株は上昇しました。企業の好決算や堅調な経済指標が好感されました。
■債券
米国債は利回りが低下しました。FOMC の声明文で、利上げに慎重なスタンスが継続されたことや予想を下回るGDP統計などから、国債の利回りは低下しました。
ドイツ国債は利回りが低下しました。ユーロ圏のCPIが2カ月連続の前年比マイナスとなり、デフレ懸念の高まりから国債の利回りは低下しました。注目されたギリシャの総選挙では反財政緊縮派が過半数を占めましたが、ドイツの国債利回りへの影響は限定的でした。
■為替
ドル円は、ドルが小幅に下落しました。予想を下回る米国GDP統計を受けて、ドルは円に対して下落しました。
ユーロ円はユーロが上昇しました。26日にはギリシャ総選挙の結果を受けて一時ユーロが対円・対ドルで下落しました。しかし、その後予想を下回る米国GDP統計を受けて、ユーロは対ドルで上昇し、それにつれて対円でも上昇しました。
■商品
原油価格は上昇しました。米国内のシェールオイル開発に使う掘削設備(リグ)の稼働数の減少が公表され、需給の緩みが後退するとの観測が強まり、原油価格は上昇しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆1/27【最近の指標から見る豪州経済(2015年1月)】低金利で内需が底堅く推移

☆1/29【米国株式市場の動向】原油価格が落ち着くにつれ株価は業績拡大に沿う展開に

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。