先週のマーケットの振り返り(2014/12/22-12/26)【ウィークリー】
2014年12月29日
1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は上昇しました。クリスマス休暇前で市場参加者が減少するなか、7-9月期のGDPの大幅な上方改定を受け、23日にNYダウは初めて18,000ドルの大台を超えました。
日本株は上昇しました。米国の株価上昇や円安の進行を受けて上昇しました。
■債券
米国債は利回りが上昇しました。7-9月期のGDPの大幅な上方改定を受け来年半ば以降の利上げ時期への観測が強まり、米国債の利回りは上昇しました。
ドイツ国債は利回りが低下しました。ギリシャの新大統領が23日の第2回目の投票でも確定せず、ギリシャ問題への懸念が強まったことが背景です。ECBの来年1月の追加緩和観測が高まったことも利回りの低下要因となりました。
■為替
ドル円は、ドルが上昇しました。7-9月期のGDPの大幅な上方改定を受け、米国経済の順調な回復と日米で金融政策の方向性が違うことが再認識され、ドルは上昇しました。
ユーロ円はユーロが上昇しました。ロシアへの過度の悲観の後退がユーロの見直しにつながり、円に対して上昇しました。
■商品
原油価格は下落しました。サウジアラビアなどが減産をOPEC以外に求める態度を明確にしたことにより、世界的な供給過剰感が早期に解消する可能性が低下し、原油価格は下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆12/24【2015年の米国経済の見通し】個人消費を中心に堅調な景気が持続

☆12/25【2014年の振り返り(世界のリート市場)】世界的な金利低下を背景に上昇

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。