先週のマーケットの振り返り(2014/12/8-12/12)【ウィークリー】
2014年12月15日
1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は大きく下落しました。NYダウは5日に最高値(終値ベース)を更新した後、利益確定の動きが強まりました。また、原油価格の下落を受けてエネルギー関連銘柄が大きく下落したことなども影響しました。
日本株は大きく下落しました。原油価格の下落や、対ドルで円が上昇した影響を受けました。
■債券
米国債は利回りが低下しました。原油価格の下落からインフレ期待が低下したことに加え、株価の下落を受けて投資家のリスク回避の動きが強まりました。小売売上高など堅調な経済指標に対する反応は限定的でした。
ドイツ国債は利回りが低下しました。欧州の株価下落から安全資産を買う動きが強まりました。ECBの追加金融緩和観測も根強く、ドイツ国債の利回りは低下しました。
■為替
ドル円は、ドルが下落しました。急激な原油価格の下落や世界的な株価の下落を受けて、安全資産としての円が意識され、一時117円台までドルは下落する局面もありました。
ユーロ円はユーロが下落しました。ただし、ユーロはドルに対して上昇したこともあり、円に対する下落は小幅となりました。
■商品
原油価格は大きく下落しました。OPECや国際エネルギー機関(IEA)が需要予測を引き下げたことから、原油市場の需給緩和懸念が一段と強まりました。12日の原油先物(WTI)終値は1バレル57ドル台まで下落し、5年7カ月ぶりの安値をつけました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆12/9【主要国のリート市場の最近の動向(11月)】世界的な低金利と円安により大幅上昇

☆12/10【日本株式市場の最近の動向】世界経済の先行き不透明感から大幅下落

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。