先週のマーケットの振り返り(2014/12/1-12/5)【ウィークリー】
2014年12月8日
1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は上昇しました。雇用統計など好調な経済指標が相次ぎ、金曜日のNYダウ終値は最高値を更新しました。原油価格の下落も米国の景気拡大期待を後押ししました。
日本株は上昇しました。原油価格の下落や円安進行に加え、衆議院選後も安倍政権が続き政治が安定するとの観測が株価を押し上げました。日本国債の格下げの影響は限定的でした。
■債券
米国債は利回りが上昇しました。堅調な経済指標やFOMC声明文から低金利維持の「相当な期間」の文言が近いうちに削除されるとの観測から、米国債利回りは上昇しました。
ドイツ国債は利回りが上昇しました。ECB理事会で追加の金融緩和が見送られたことなどを受けて、ドイツ国債利回りは上昇しました。
■為替
ドル円は、ドルが大きく上昇しました。日銀の強力な金融緩和策が引き続き意識されたことに加え、米国経済の拡大期待から、ドルは円に対して上昇し、金曜日に121円台に乗せました。
ユーロ円はユーロが上昇しました。ただし、ECBの政策変更が無かったことからユーロはドルに対して買い戻され、小幅の上昇となりました。
■商品
原油価格は下落しました。サウジアラビアが米国とアジア向けの原油価格を引き下げ、市場シェアの防衛を優先する姿勢を示し、供給過剰感から原油価格は下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆12/3【インドの金融政策(2014年12月)】政策金利を据え置き、来年早い時期の利下げを示唆

☆12/5【米ドル円レートは120円台、株高傾向も進展】

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。