ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2014/11/10-11/14)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2014/11/10-11/14)【ウィークリー】

2014年11月17日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は上昇しました。主要な経済指標の公表が少なく、週を通して小動きとなるなか、NYダウは13日に一時17,705.48ドルと最高値を更新しました。しかし、これまでの上昇による高値警戒感から利益確定の動きもあり、金曜日には小幅に下落しました。
 日本株は上昇しました。消費増税の先送りや衆議院解散観測の高まりなどを好感し、金曜日の終値は17,490.83円と年初来高値を更新しました。好調な企業決算の公表も株価の上昇要因となりました。

■債券

 米国債は利回りが上昇しました。投資家のリスク回避的な動きは弱まりましたが、来年の利上げは緩やかなものにとどまるとの観測から、上昇幅は小幅となりました。
 ドイツ国債は利回りが低下しました。米国債につれて上昇する局面もありましたが、ドイツの景気や物価の先行きに対して慎重な見通しが根強く、利回りは低下しました。金曜日に公表されたドイツのGDPは前期比+0.1%と、2四半期連続のマイナス成長は回避されましたが、影響は限定的でした。

■為替

 ドル円はドルが上昇しました。日本の景気下振れ懸念や消費増税の先送り観測の高まりなどから、ドルは円に対する年初来高値を更新し、116円台まで上昇しました。
 ユーロ円はユーロが上昇しました。米国のインフレ懸念の後退観測などから、ユーロが対ドルで上層し、円に対しても上昇しました。

■商品

 原油価格は下落しました。米国の非在来型の原油「シェールオイル」が増産傾向であることを示す統計の公表により、供給過剰感が一層高まりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆11/11【上海と香港株式市場の相互接続と市場の動き】相互接続の開始を正式発表、市場は好感

☆11/12【主要国のリート市場の最近の動向(10月)】世界的な金利低下で上昇

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

関連マーケットレポート