ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2014/10/13-10/17)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2014/10/13-10/17)【ウィークリー】

2014年10月20日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、下落しました。8月の小売売上高が市場の予想を下回ったことや、世界経済の先行きへの懸念が拡大したことがその要因です。エボラ出血熱の感染拡大も投資家心理を冷やしました。ただし、連銀高官の量的緩和の終了先送りを支持する発言や住宅関連指標が堅調であったこと、市場予想を上回る企業決算が多かったことなどから、下げ幅は週末にかけて縮小しました。
 日本株は、大きく下落しました。欧米株価の下落や円がドルに対して上昇したことなどから投資家のリスク回避の動きが拡大し、4週続けての下落となりました。

■債券

 米国債は、利回りが低下しました。市場の予想を下回る経済指標が相次ぎ、世界の株価の変動が高まるなか、比較的安全な資産として米国債への需要は引き続き高まりました。
 ドイツ国債は、利回りが低下しました。ドイツの先行きの企業景況感を示す指標が大きく下振れたことなどから、投資家のリスク回避的な動きが広がり、利回りが低下しました。

■為替

 ドル円は、ドルが下落しました。株価の下落を受けて、安全資産とされる円を買う動きが継続し、一時105円台をつけました。しかし、米国株価の反転などから106円台までドルは買い戻されました。
 ユーロ円は、ユーロが上昇しました。ここ数カ月のユーロ安に対する巻き戻しなどからユーロがドルに対して上昇し、円に対しても小幅に上昇しました。

■商品

 原油価格は、大きく下落しました。世界経済の見通し悪化から原油の需要が減少する懸念が強まり、NY原油先物(中心限月)終値は一時2012年6月以来の80ドルを割り込みました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆10/14【日本株式市場の最近の動向】堅調な企業業績が株価を下支えする見込み

☆10/17【最近の指標から見るインド経済(2014年10月)】景気は輸出に支えられ底堅い推移へ

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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