ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2014/8/25-8/29)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2014/8/25-8/29)【ウィークリー】

2014年9月1日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、上昇しました。週初から、主要な経済指標が強弱入り混じるなか、低金利環境は続くとの見方が根強く、株価は底堅く推移しました。ユーロ圏で追加の金融緩和が決定されるとの見方も、株高を支えました。週後半にかけてウクライナ情勢の緊張が高まり、米国が追加制裁に言及する場面もあったものの、米国株への影響は限定的でした。
 日本株は、下落しました。週初はユーロ圏の追加緩和観測などから、上昇する場面もありました。しかし、前週までのドル高円安傾向が一服したこと、香港や中国などアジア株の上値も抑えられたこと、月末や月初の重要指標を控えて様子見姿勢が強かったことなどから、週半ば以降はじり安となりました。

■債券

 米国債は、利回りが低下しました。週初から、ユーロ圏の追加緩和観測が広がり、金利の上昇を抑えました。週後半はウクライナ情勢の緊張の高まりなどを背景に米国債が買われ、利回りは低下しました。
 ドイツ国債は、利回りが低下しました。前週の米ジャクソン・ホールのシンポジウムにおいて、ドラギECB総裁がユーロ圏の中期的な物価見通しの低下に言及したことや、域内の景況感の悪化などから、追加緩和観測が強まりました。週後半はウクライナ情勢の緊張も、国債利回りの低下要因となりました。

■為替

 ドル円は、ドルが小幅に上昇しました。週半ばまでは、前週までのドル高傾向が一服し、方向感の無い展開となりました。週後半は9月発表の雇用統計などへの期待が高まり、ドルは小幅に上昇しました。
 ユーロ円は、ユーロが下落しました。週初からユーロ圏の追加緩和観測が広がり、ユーロの上値は抑えられました。8月の消費者物価指数の低下などもこうした見方を後押しし、ユーロはじり安となりました。

■商品

 原油価格は、上昇しました。ウクライナ情勢の緊張が高まるなか、このところの価格下落による値ごろ感などが意識され、買いが優勢となりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆8/26 【最近の指標から見るメキシコ経済(2014年8月)】内需が持ち直し、景気回復が続く見込み

☆8/29 【世界の「投信マネー」】アジア株式ファンドへの資金流入継続

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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