ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2014/7/28-8/1)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2014/7/28-8/1)【ウィークリー】

2014年8月4日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、下落しました。週半ばまでは、FOMCや主要経済指標の発表を前に、方向感の無い動きとなりました。週後半には、景気の回復に伴って金利が上昇する可能性を警戒し、株価は下落しました。また、アルゼンチン国債のテクニカル・デフォルト、ポルトガルの銀行株の急落、地政学リスクの高まりなども、下落要因でした。
 日本株は、小幅に上昇しました。週半ばまで、米ドルが円に対して緩やかに上昇したことや、4-6月期の企業決算への期待などから、株価は上昇しました。ただし、週後半は米欧の株安を受けて下落し、週初からの上昇幅が縮小しました。

■債券

 米国債は、利回りが小幅に上昇しました。週半ばに発表された、米4-6月期GDP成長率が市場予想を上回ったことなどから、利回りは一時2.5%台半ばまで上昇しました。しかし、金曜日の雇用統計において、賃金上昇に加速感が見られなかったことなどから、週後半は上昇幅を縮小させました。
 ドイツ国債は、利回りがほぼ変わらずでした。週半ばは、米4-6月期GDP成長率が市場予想を上回ったことなどから、利回りは小幅に上昇しました。しかし、週後半は、ユーロ圏の7月の消費者物価指数の上昇率が予想を下回ったほか、ポルトガルの銀行株の急落、地政学リスクの高まりを受けて利回りは低下し、前週末との比較では、ほぼ変わらずでした。

■為替

 ドル円は、ドルが上昇しました。米景気の回復に伴って金利が上昇するとの見方が広がり、ドル高円安となりました。ドルは約3カ月ぶりに103円台となる場面もありました。
 ユーロ円は、ユーロが上昇しました。週半ばにかけて、米景気の回復に伴ってドルが対円で上昇するとの見方に、ユーロも連れ高となりました。

■商品

 原油価格は、下落しました。原油生産への懸念が限定的だったほか、株安や在庫増も影響しました。

(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆7/28 【IMFの世界経済見通し(2014年7月)】~来年に向け景気が加速する予想を維持~

☆8/1 【米国のGDP成長率(2014年4-6月期速報値)】堅調な内需に支えられ大幅なプラス成長へ

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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