ホームマーケット週次・月次市場情報【ウィークリー No.320】先週のマーケットの振り返り(2014/7/21-7/25)/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

【ウィークリー No.320】先週のマーケットの振り返り(2014/7/21-7/25)

2014年7月28日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、下落しました。週半ばまでは、4-6月企業決算が概ね市場予想を上回る一方、ウクライナやガザ地区などの地政学リスクもくすぶり、株価は一進一退となりました。週後半には、アマゾンやVISAの決算内容、製造業受注などを嫌気し、株価は下落しました。
 日本株は、上昇しました。週前半は、米企業の決算が概ね市場予想を上回ったことなどを好感し、上昇しました。週後半は、米ドルが円に対して上昇したことなどを好感し、上昇幅を拡大して週を終えました。

■債券

 米国債は、利回りがほぼ変わらずでした。週前半から週半ばは、小動きでした。木曜日は、新規失業保険申請件数が約8年半ぶりの水準まで減少したことで、利回りが上昇し、一時2.5%台となりました。しかし、金曜日に米株が下落するなか、利回りは低下し、前週末との比較ではほぼ変わらずとなりました。
 ドイツ国債は、利回りがほぼ変わらずでした。週前半から週半ばは、地政学リスクがくすぶる一方、米欧株が堅調に推移し、一進一退となりました。週後半は、米欧株が下落する一方、国債利回りの低下は限定的に留まり、週を通じては小動きとなりました。

■為替

 ドル円は、ドルが小幅に上昇しました。週前半から週半ばは一進一退でした。週後半に、新規失業保険申請件数が大きく減少すると、雇用情勢の改善期待から、小幅なドル高円安となりました。
 ユーロ円は、ユーロが小幅に下落しました。ユーロ圏では追加緩和観測が根強く残り、週前半から週半ばに欧州株が上昇するなかでも、ユーロの上値は限定的でした。金曜日に欧州株が下落に転じると、ユーロは対円で下落しました。

■商品

 原油価格は、下落しました。米ガソリン在庫が増加していたことなどが、下落要因となりました。

(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆7/23 【最近の指標から見る米国経済(2014年7月)】

☆7/24 【最近の指標から見る中国経済(2014年7月)】

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

関連マーケットレポート