【ウィークリー No.319】先週のマーケットの振り返り(2014/7/14-7/18)
2014年7月22日
1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は、上昇しました。シティGやインテルが市場予想を上回る決算が発表したほか、企業買収も好感されました。週後半はマレーシア機の撃墜やイスラエルのガザ地区侵攻などの地政学リスクの高まりを受け、株価は一時急落しましたが、前週末との比較では上昇となりました。
日本株は、小幅に上昇しました。週前半は、米企業の決算が概ね良好な内容だったことなどを好感し、上昇しました。週後半は東欧・中東における地政学リスクへの懸念から、上げ幅を縮小して週を終えました。
■債券
米国債は、利回りが低下しました(債券価格は上昇)。週前半は、堅調な株価や決算発表を受け、利回りは上昇しました。週後半は地政学リスクの高まりを受け、利回りは大きく低下しました。
ドイツ国債は、利回りが低下しました(債券価格は上昇)。週前半から半ばは小動きでしたが、週後半は地政学リスクの高まりを受け、利回りは低下しました。
■為替
ドル円は、ドルがほぼ変わらずでした。週前半から半ばにかけて、米国の株高や金利上昇を受けて緩やかなドル高円安が進みました。一方、週後半に地政学リスクが高まると、円高に転じました。
ユーロ円は、ユーロが下落しました。欧州経済の鈍化懸念が根強く残ることに加え、週後半からは東欧・中東での地政学リスクも懸念され、ユーロは対円で下落しました。
■商品
原油価格は、上昇しました。東欧・中東の地政学リスクが高まったことを背景に、上昇しました。

(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆7/14 【米国の主要企業の業績動向と今後の見通し】~年後半に増益率は加速~

☆7/17 【ブラジルの金融政策(7月)】~2会合連続で政策金利を据え置き~

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。