ホームマーケット週次・月次市場情報【ウィークリー No.318】先週のマーケットの振り返り(2014/7/7-7/11)/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

【ウィークリー No.318】先週のマーケットの振り返り(2014/7/7-7/11)

2014年7月14日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、下落しました。経済指標などの材料が少なく、前週まで株式市場が堅調であったこともあり、利益確定売りが優勢となりました。4-6月期の決算発表本格化を前に高値警戒感が強まったほか、欧州株式市場の下落も市場心理を悪化させました。
 日本株は、下落しました。欧米株式市場の下落や円高進行を受けて、リスク回避姿勢が強まったことなどから反落しました。5月の機械受注が市場予想を大幅に下回ったことも嫌気され、週後半はポルトガルの大手銀行の経営不安が表面化し相場の重しとなりました。

■債券

 米国債は、利回りが低下しました(債券価格は上昇)。株価が下落したことに加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を受けて早期利上げへの警戒感が後退しました。
 ドイツ国債は、利回りが低下しました(債券価格は上昇)。ドイツの鉱工業生産や貿易統計が弱い内容となったことや、ポルトガルの大手銀行の問題が利回り低下の要因となりました。

■為替

 ドル円は、ドルが下落しました。FOMC議事録を受けて早期利上げへの警戒感が後退したことや、ポルトガルの大手銀行の問題を背景に比較的リスクの低い通貨とされる円が買われました。
 ユーロ円は、ユーロが下落しました。欧州経済の鈍化懸念やポルトガルの大手銀行の問題を背景に、ユーロは対円で軟調な動きとなりました。

■商品

 原油価格は、続落しました。リビアからの原油供給が再開されるという見方が強まり下落しました。

(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆7/8 【アジア新興国(4カ国)の製造業PMI】

☆7/10 【米国の債券市場の最近の動向】~米国債利回りは2.6%を挟むレンジ内で推移~

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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