ホームマーケット週次・月次市場情報【ウィークリー No.317】先週のマーケットの振り返り(2014/6/30-7/4)/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

【ウィークリー No.317】先週のマーケットの振り返り(2014/6/30-7/4)

2014年7月7日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、上昇しました。中国の製造業PMI、米国のISM指数が堅調だったほか、雇用統計では雇用者の大幅増加や失業率の低下が確認されました。特に雇用統計が予想以上に堅調だったことが好感され、NYダウは初めて1万7,000ドルを超えました。
 日本株は、上昇しました。週前半は日銀短観において、2014年度設備投資計画が市場予想以上となったことが好感されました。週後半の米雇用統計が市場予想以上だったことや、緩やかなドル高円安となったことなどから、株価はその後も上げ幅を拡大しました。

■債券

 米国債は、利回りが上昇しました(債券価格は下落)。雇用統計などの米経済指標が堅調な結果となるなか、リスク回避姿勢が後退し、米国債の利回りは上昇しました。
 ドイツ国債は、利回りがほぼ横ばいでした。米経済指標の堅調さは利回り上昇要因でしたが、週後半にECBが新たな資金供給策の詳細を発表したことは、利回りの低下要因となりました。

■為替

 ドル円は、ドルが上昇しました。週初は、一時101円前半まで円高が進んだものの、米経済指標の堅調さや、それを受けた米国債利回りの上昇が見られると、102円前半までドル高が進みました。
 ユーロ円は、ユーロが小幅に上昇しました。週前半から、主要国の株価が上昇傾向となるなか、ユーロは緩やかに上昇しました。ただし、週後半にはECBが資金供給策の詳細を発表し、ユーロは上げ幅を縮小させました。

■商品

 原油価格は、続落しました。リビアの原油輸出の再開観測などから、売りが優勢となりました。

(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆6/30 【アジア・オセアニア株式市場】~株価は堅調に推移する見込み~

☆7/4 【米国の雇用統計(6月)】~雇用情勢は着実に改善~

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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