ホームマーケット週次・月次市場情報【ウィークリー No.315】先週のマーケットの振り返り(2014/6/16-6/20)/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

【ウィークリー No.315】先週のマーケットの振り返り(2014/6/16-6/20)

2014年6月23日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は上昇し、過去最高値を更新しました。堅調な景気動向を示す経済指標の発表が続いたことや、FOMCで市場予想通りQEの縮小が決定され、ゼロ金利政策が当面維持される可能性が高まったことなどが株価の押し上げ要因になりました。
 日本株は、上昇しました。週初は、イラク情勢への懸念などから、下落しました。その後、米国の良好な経済指標やFOMCでの決定などを受けて上昇しました。

■債券

 米国債は、一進一退となりました。5月の消費者物価指数の上昇率が市場予想を上回ったことや、堅調な株式市場の動きなどが利回りの上昇(債券価格の下落)要因になりました。一方、FOMCの結果は米国債の利回り低下につながり、週を通じての変化は小幅に留まりました。
 ドイツ国債は、利回りが小幅に低下しました(債券価格は上昇)。週前半には、米国債利回りの上昇などがドイツ国債の売り圧力となりました。しかし、週後半は欧州中央銀行(ECB)の追加的な金融緩和への期待や、FOMCの結果などが利回りの低下要因となりました。

■為替

 ドル円は、ほぼ横ばいとなりました。イラク情勢の悪化によるリスク回避姿勢や、米国でゼロ金利政策が当面続くとの見方などはドル安・円高要因になりました。一方、米国景気の回復を示唆する経済指標などが米ドルを支えました。
 ユーロ円は、ユーロが小幅に上昇しました。FOMC後のユーロの対ドルでの上昇などを受け、ユーロは対円でも上昇しました。

■商品

 原油価格は、上昇しました。イラク情勢が悪化したことなどから原油供給への懸念が高まり、前週の1バレル=106円台から107円台に上昇しました。

(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆6/17 【ブラジルレアルの動向と今後のポイント】~投資資金の流入がレアルの安定化要因~

☆6/19 【米国の金融政策(6月)】~QE縮小を継続、景気の着実な回復を確認~

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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