ホームマーケット週次・月次市場情報【ウィークリー No.312】先週のマーケットの振り返り(2014/5/26-5/30)/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

【ウィークリー No.312】先週のマーケットの振り返り(2014/5/26-5/30)

2014年6月2日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、上昇しました。週前半はウクライナにおいて、親EU派ながらロシアとの関係正常化にも前向きな新大統領が選出されたため、地政学リスクが後退との見方から株価は上昇しました。その後、米1-3月期GDPがマイナス成長へと下方修正されたものの、むしろ内需の堅調さを示す内容だったほか、新規失業保険申請件数の減少傾向などが好感され、週後半も上昇幅を拡大させました。
 日本株は、上昇しました。週前半からウクライナ大統領選の結果やドル安円高が一服したことを受けて安心感が広がり、大きく上昇しました。週後半は、月末と重なったこともあり、利益確定の売りなどから上値が抑えられました。

■債券

 米国債は、債券価格が上昇しました(利回りは低下)。ドイツの5月失業者数が予想外に増加したことなどから、ECBの追加緩和観測が強まり、米国債の債券価格も上昇(利回りは低下)しました。
 ドイツ国債は、債券価格が上昇しました(利回りは低下)。週前半からECBの追加緩和観測は根強かったことに加え、週半ばにドイツの5月失業者数が予想外に増加すると、債券価格は上昇しました(利回りは低下)。

■為替

 ドル円は、ドルが小幅に下落しました。米国債の利回り低下などがドル安要因となりました。
 ユーロ円は、ユーロが小幅に下落しました。週前半は、ECBの追加緩和観測の一方、ウクライナ情勢への懸念後退などもあり、ユーロは対円でほぼ一進一退でした。しかし、週半ばにドイツの5月失業者数が予想外に増加すると、ユーロ安円高となりました。

■商品

 原油価格は、下落しました。このところ、米国内の在庫減少が価格上昇要因となっていましたが、週後半には4月の米個人消費支出が1年ぶりに前月比マイナスとなったことなどから、下落しました。

(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆5/28 【最近の指標から見る米国経済(2014年5月)】

☆5/30 【ASEAN4のGDP成長率(2014年1-3月期)】

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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