ホームマーケット週次・月次市場情報【ウィークリー No.306】先週のマーケットの振り返り(2014/4/14-4/18)/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

【ウィークリー No.306】先週のマーケットの振り返り(2014/4/14-4/18)

2014年4月21日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、上昇しました。週前半から半ばは、市場予想以上に堅調だった3月の小売売上高や鉱工業生産に加え、シティグループ、コカコーラ、ヤフーなどの好決算を受け、株価は上昇しました。週後半は聖金曜日の休場もあり、小動きとなりました。
 日本株は、上昇しました。週前半は小動きでしたが、週半ばには米国企業の決算や米国の経済指標を好感し、大幅に上昇しました。週後半も、公的年金運用による株式投資の増加期待が高まったことや、緩やかな円安傾向などから、株価は上昇しました。

■債券

 米国債は、債券価格が下落しました(利回りは上昇)。週前半は、良好な経済指標が発表された一方、ウクライナ情勢への不透明感もくすぶり、一進一退となりました。週半ばには、水曜日のイエレンFRB議長の講演が金融緩和策の継続に前向きだったほか、ウクライナに米欧露を加えた4者協議が事態の鎮静化に向けた取り組みで合意したことなどから、債券価格は下落しました(利回りは上昇)。
 ドイツ国債は、一進一退となりました。週前半は、ウクライナ政府が空港などを占拠した親ロシア派の強制排除に乗り出したことなどから、安全資産への需要が高まり、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。ウクライナに米欧露を加えた4者協議が事態の鎮静化に向けた取り組みで合意したことなどから、週後半にかけては債券価格が下落(利回りは上昇)しました。

■為替

 ドル円は、ドルが上昇しました。週前半は、米国の経済指標や企業決算の堅調さを背景にドルが緩やかに上昇しました。週後半もウクライナに米欧露を加えた4者協議を受けてリスク回避の動きが後退し、米ドルは緩やかな上昇を続けました。
 ユーロ円は、ユーロが小幅に上昇しました。週前半は、ウクライナ情勢の緊迫化などを背景に一進一退となりました。週半ばに先進国の株価が上昇すると、リスク回避の動きが後退し、ユーロは小幅に上昇しました。

■商品

 原油価格は、一進一退となりました。ウクライナ情勢の不透明感が下値を支えた一方、米国での在庫増加観測が上値を抑え、週を通じて小動きに留まりました。

(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆4/16 【中国のGDP成長率(1-3月期)】~成長鈍化で景気刺激策の前倒しや拡充に期待~

☆4/17 【最近の指標から見るインド経済(2014年4月)】

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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