【ウィークリー No.305】先週のマーケットの振り返り(2014/4/7-4/11)
2014年4月14日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は、下落しました。週前半は、ハイテク関連銘柄などへの利益確定の売りが強まったことなどにより、株価は下落しました。週央から週後半にかけては、3月18日~19日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表され、早期の利上げ観測が後退したことなどにより株価が上昇する局面があったものの、一部金融機関の決算が市場予想を下回ったことなどにより、株価は下落しました。
日本株は、下落しました。週前半は、日銀が追加の金融緩和策を見送ったことや、為替市場で円高が進行したことなどにより、株価は下落しました。週央から週後半にかけても、米国株式の下落などにより、株価は下落しました。
■債券
米国債は、債券価格が上昇(利回りは低下)しました。週前半は小動きとなりました。週央から週後半にかけては、FOMC議事録公表で早期の利上げ観測が後退したことや、一部金融機関の決算が市場予想を下回ったことなどにより、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。
ドイツ国債は、債券価格が上昇(利回りは低下)しました。週前半は小動きとなりました。週央から週後半にかけては、FOMC議事録公表で早期の利上げ観測が後退したことなどにより、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。
■為替
ドル円は、円が上昇しました。週前半は、日銀が追加の金融緩和策を見送ったことなどにより、円は大幅に上昇しました。週央から週後半にかけては一進一退の動きとなりました。
ユーロ円は、円が上昇しました。週前半は、日銀が追加の金融緩和策を見送ったことなどにより、円は大幅に上昇しました。週央から週後半にかけては、FOMC議事録公表で米国の早期の利上げ観測が後退したことなどにより、米ドルが売られユーロが買われるなか、円は週前半の上昇幅を縮小させました。
■商品
原油価格は、上昇しました。週前半から週央にかけては、米国の原油やガソリンの在庫が減少したことなどにより、原油価格は上昇しました。週後半は一進一退の動きとなりました。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆4/8 【日本の金融政策(4月)】~異次元緩和策を据え置き~
☆4/9 【IMFの世界経済見通し(2014年4月)】~日本や新興国を下方修正~
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。