【ウィークリー No.298】先週のマーケットの振り返り(2014/2/17-2/21)
2014年2月24日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は、下落しました。週前半から週央にかけては、住宅着工件数などの経済指標が市場予想を下回ったことなどにより、株価は下落しました。週後半は、製造業購買担当者景況感指数(PMI)が市場予想を上回ったことなどにより、株価は小幅に反発しました。
日本株は、上昇しました。週前半は、日銀が金融政策決定会合で金融機関への貸出支援基金枠を従来の2倍に拡充することを決定したことなどにより、株価は上昇しました。週央から週後半にかけては、中国の民間企業発表のPMIが市場予想を下回ったことなどにより株価が下落する局面がありましたが、米国株式が上昇したことなどを受け、株価は上昇しました。
■債券
米国債は、債券価格が上昇(利回りは低下)しました。週前半は、ニューヨーク連銀製造業景況感指数が市場予想を下回ったことなどにより、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。週央から週後半にかけては、1月28日~29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表され、量的金融緩和策(QE3)の縮小継続の観測が強まったことなどにより、債券価格は小幅に下落(利回りは小幅に上昇)しました。
ドイツ国債は、債券価格が上昇(利回りは低下)しました。週前半から週央にかけては、ZEW景況感指数が市場予想を下回ったことや、米国債価格が上昇したことなどにより、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。週後半は一進一退の動きとなりました。
■為替
ドル円は、円が下落しました。週前半は、日銀が金融政策決定会合で金融機関への貸出支援基金枠を従来の2倍に拡充することを決定し、金融緩和を維持する方針を改めて示したことなどにより、円は下落しました。週央から週後半にかけては小動きとなりました。
ユーロ円は、円が下落しました。週前半は、日銀が金融政策決定会合で金融機関への貸出支援基金枠を従来の2倍に拡充することを決定し、金融緩和を維持する方針を改めて示したことなどにより、円は下落しました。週央から週後半にかけては一進一退の動きとなりました。
■商品
原油価格は、上昇しました。週前半から週央にかけては、米国の原油在庫が減少するとの観測が強まったことなどにより、原油価格は上昇しました。週後半は、暖房用燃料の需給が緩和するとの見方が強まったことなどにより、原油価格は小幅に下落しました。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆2/17【ユーロ圏のGDP成長率(10-12月期)】~予想上回るが、なお低成長続く~
☆2/18【最近の指標から見るブラジル経済(2014年2月)】
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。