【ウィークリー No.293】先週のマーケットの振り返り(2014/1/13-1/17)
2014年1月20日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は、小幅に上昇しました。週前半から週央にかけては、前週末に発表された雇用者数が市場予想を下回ったことなどにより、株価が下落する局面があったものの、12月の小売売上高が市場予想を上回ったことや、世界銀行が世界の成長率の予想を上方修正したことなどにより、値を戻しました。週後半は一進一退の動きとなりました。
日本株は、下落しました。週前半は、前週末に発表された米国の雇用者数が市場予想を下回ったことなどにより、株価は下落しました。週央は、米国の12月の小売売上高が市場予想を上回ったことや、為替市場で円高が一服したことなどにより株価は反発しました。週後半は小動きとなりました。
■債券
米国債は、債券価格が上昇(利回りは低下)しました。週前半から週央にかけては、12月の小売売上高が市場予想を上回ったことなどにより、債券価格は下落(利回りは上昇)しました。週後半は、インフレ率が米連邦準備制度理事会の目標値を引き続き下回ったことなどにより、債券価格は週央までの下落分を打ち消して上昇(利回りは低下)しました。
ドイツ国債は、債券価格が上昇(利回りは低下)しました。週前半から週央にかけては小動きとなりました。週後半は、12月のユーロ圏とドイツのインフレ率の改定値が発表され、インフレの鈍化が改めて確認されたことなどにより、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。
■為替
ドル円は、円が下落しました。週前半から週央にかけては、前週末に発表された米国の雇用者数が市場予想を下回ったことなどにより、円が上昇する局面があったものの、米国の12月の小売売上高が市場予想を上回ったことや、日本の11月の経常収支が過去最大の赤字となったことなどにより、円は下落しました。週後半は小動きとなりました。
ユーロ円は、円が上昇しました。週前半は、前週末に発表された米国の雇用者数が市場予想を下回ったことなどにより、円が上昇する局面があったものの、日本の11月の経常収支が過去最大の赤字となったことなどにより、円は下落しました。週央から週後半にかけては、12月のユーロ圏とドイツのインフレ率の改定値が発表され、インフレの鈍化が改めて確認されたことなどによりユーロが売られ、円は週前半の下落分を打ち消して上昇しました。
■商品
原油価格は、上昇しました。週前半から週央にかけては、米国の原油在庫が約1年10カ月ぶりの水準に減少したことなどにより、原油価格は上昇しました。週後半は小動きとなりました。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆1/14【米国の雇用統計(2013年12月)】~雇用者増の減速は一時的~
☆1/16【ブラジルの金融政策(1月)】~7会合連続で政策金利を引き上げ~
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。