熱を帯びる、アジアの観光ビジネス【アジア・オセアニア豆知識】
2017年1月16日
LCC(格安航空会社)の台頭、ビザの発給緩和など海外旅行を後押しする環境が整い、世界で観光ビジネスの存在感が増してきています。 UNWTO(国連世界観光機関)によると、国際観光客到着数、国際観光収入は堅調に増加しており、今後も上向きに推移していく見通しです。中でも、近年ではアジア地域の成長が力強く、更なる発展が期待されています。
資源×戦略でアジアの観光ビジネスは飛躍
アジア特有の食べ物、文化、観光地などの資源が注目され、昨今のアジアは観光先として人気を博しています。しかし、アジアの観光ビジネスが成長した背景にはこうした観光資源だけでなく、各国の知恵と労力を駆使した巧みな観光誘致の戦略の存在もあります。

今後も成長が期待されるアジア
アジアでは、ASEAN(東南アジア連合諸国)が2017年から「ビジット・ASEAN@50」という観光キャンペーンを開始しました。各国の多様性や文化、自然を感じることのできるツアーを企画し、 ASEAN全体の観光促進を図る ことを目的としています。
また、先進国と比べて遅れていた観光インフラ整備も進む予定で、今後もアジアでは観光ビジネスが拡大していくことが期待されます。観光資源と戦略を併せ持つアジアの観光ビジネスに今後も注目が集まります。
(注)各報道資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成