ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/3/12-3/16)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/3/12-3/16)【ウィークリー】

2018年3月19日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
主要国の株式市場は、まちまちの動きとなりました。米国株式市場は、トランプ大統領が中国に対して貿易不均衡の改善などを求め貿易摩擦が高まるとの懸念や、ティラーソン国務長官の解任を受けた政権運営の不透明感も嫌気され、軟調な展開となりました。NYダウは週間では1.54%下落しました。日経平均株価は週初は、前週末発表の米2月雇用統計で、賃金の伸びが市場予想を下回り大幅上昇した米国株を好感して300円を上回る上昇で始まりました。その後は森友学園問題による安倍政権の求心力低下などを懸念して伸び悩みました。日経平均株価は週間では0.97%上昇しました。欧州株式市場では、英国FTSE指数は米国株安やポンド高を嫌気して、週間では0.84%下落しました。独DAX指数は小幅上昇しました。中国株式市場は、上海総合指数は下落、香港ハンセン指数は上昇しました。

<債券>
主要国の10年国債利回りは低下しました。米国の10年国債利回りは、トランプ大統領が中国に対して貿易不均衡の改善を求め貿易摩擦が高まるとの懸念や、ティラーソン国務長官の解任を受けたリスク回避の債券買いなどから週間では金利は0.049%低下しました。ドイツ、英国、日本の10年国債利回りはともに低下しました。

<為替>
円は主要国通貨に対して上昇しました。対ドルではトランプ大統領が中国に対して貿易不均衡の改善を求め貿易摩擦が高まるとの見方や、森友学園問題による安倍政権の求心力低下などを懸念して、週間では0.76%の円高となりました。対ユーロでは、週間では0.90%の円高となりました。

<商品>
原油は、60ドル台前半で小動きとなり、週間では0.48%上昇しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

関連マーケットレポート