IMFが中国の成長率見通しを再び上方修正 【デイリー】

2017年6月16日

【ポイント1】2017年の成長率を6.7%へ

2018年以降も上方修正

■国際通貨基金(IMF)は14日発表した中国経済の年次審査報告書で、中国の2017年の経済成長率見通しを6.7%へ上方修正しました。

■IMFの上方修正は今年に入って2回目です。4月に公表した世界経済見通しでは6.6%を、1月時点では6.5%をそれぞれ予想していました。

■同時に、2018年~2020年の平均経済成長率を6.4%としました。2018年以降についても4月時点から引き上げました。

【ポイント2】中国の政策効果を評価

先行きに楽観的な見方

■IMFは、中国の経済成長率を上方修正した要因として、拡張的な信用供与と公共投資などの政策支援効果を挙げました。

■また、中国経済は中期的に高めの成長率を維持する能力があると述べ、中国経済の先行きに楽観的な見方を示しました。

【今後の展開】中国経済は安定的な成長が期待される

■IMFは一方で、信用供与に依存している現在の成長モデルから、より持続的な経済成長への移行に向けた改革の必要性を指摘しました。更に、金融セクターのリスクに取り組むことは非常に重要であり、財政の緊張と成長の遅れを伴ったとしても、継続すべきとしました。

■中国当局は、景気の過熱に伴うバブル発生を警戒し、金融政策を引き締め気味に運営しています。IMFが指摘したように、中国当局が適切に金融環境を調整することにより、中国経済は安定的な成長を維持することが期待されます。

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