豪州の金融政策は引き続き据え置き(2017年11月)
豪州経済の安定成長等を支えに豪ドルは堅調に推移しよう【デイリー】

2017年11月7日

【ポイント1】金融政策は現状維持

市場予想通り1.50%で据え置き

■豪州準備銀行(RBA)は11月7日に開催した金融政策決定会合で、政策金利を1.50%に据え置く決定をしました。14会合連続の据え置きです。ブルームバーグ社の集計によれば、対象27名のエコノミスト全員が据え置きを予想していました。

【ポイント2】当面、金利据え置きへ

景気、物価ともRBAの想定通りの動き

■RBAは、豪州経済について、民間消費が伸び悩んでいるほかは概ね想定通りと評価しました。今後も、インフラ(社会資本)投資等の拡大を支えに、豪州経済は3%程度の成長に回復すると見ています。

■賃金上昇率やインフレ率は、引き続き低い水準にとどまっていますが、経済成長率が高まるにつれ、緩やかに加速するとの見方を維持しました。

■為替については、前回と同様、豪ドル高がインフレを抑制する一方、景気・雇用の下振れリスクとなる可能性を指摘しました。

■先行きの金融政策についての言及は今回もありませんでしたが、景気、物価、為替に関するRBAの評価に大きな変更がなかったことを踏まえると、金融政策は当面、据え置かれる見通しです。

【今後の展開】豪ドルは底堅い展開へ

■豪州経済の持ち直しや、日豪金利差の拡大等により、最近の豪ドルは対円で堅調に推移しています。今回の金融政策決定会合直後の豪ドルは、決定内容が市場の予想通りだったことから、円を含め主要通貨に対して小動きにとどまりました。

■今後については、豪州の経済や国際収支の改善が見込まれるほか、主力輸出品である鉄鉱石や石炭の価格が比較的堅調に推移すると見られるため、豪ドルの対円相場は底堅く推移すると予想されます。

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