2025年10月の注目イベント
自民党総裁選に注目
2025年9月25日
■4日には、石破現首相が任期前倒しで退陣を表明したことを受け、自由民主党(自民党)総裁選挙が実施されます。5名の候補者が立候補し、国会議員票(295票)と党員・党友票(295票、上位2名による決選投票となった場合、各都道府県代表の47票)の合計数で争われます。各候補者の掲げる公約に加え、与党(自民党、公明党)が衆参両院で過半数を割っている現状では、政策を遂行するために野党の協力が不可欠であることから、想定される連立・連携相手の行方も焦点となっています。先行きの財政政策の規模を左右することなどからも、選挙結果には大きな注目が集まっています。
■28、29日には、米連邦準備制度理事会(FRB)による米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。FRBは前回9月会合において、政策金利を引き下げるとともに「雇用の下振れリスクが高まった」との認識を示し、ドット・チャート(FOMC参加者による政策金利の見通し)では、2025年内もさらなる利下げが行われる可能性が示唆されました。今回の会合における政策決定に加えて、声明文やパウエル議長による記者会見が注目されます。
■30日には、米国の7-9月期実質GDP成長率が公表されます。雇用の鈍化や関税の影響など下押し要因が懸念される中、足元の個人消費などは堅調に推移しており、景気の回復度合いに注目が集まっています。
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